#暇ですので一日一bandcamp(ビリーズブート的なものではない)始めます。
近年、音楽の売れる売れないがはっきりしない(誤解されぬよう言うならばレベルの高い)ような気がします。
各ジャンル、コモディティ化せず常に新しい何かをエッセンスとして取り込みレッドオーシャンから透き通った青い海で知らぬ間に泳いで。くそっ。
90年代にご活躍された方々もここ最近古い車のエンジンが気になりキーを回すような感じで慣らしながら新譜をリリースしています。細野晴臣だって秋には出すし。
いわゆる自分の生まれた時代がもう現代からかなり遠い時代、振り返る時期になったんだなと実感。30後半~40前半世代(身近な上司がそう)がホイホイされている様を見て思いました。
僕らの世代は小学生期にはガラケーが存在しデジタルコンテンツが身近にあり、ない知識の中で拡張性を求め子供ながらにwi-fiだって知ってました。(わいせつな画像を求めネットサーフィンをたしなみました)
音楽は無料で聴くことが当たり前。しかもパーソナルな端末で。そういうことに長けてる子がヒーローでした。3g2やmp3だって自分の携帯電話があればダウンロードできた。んで聴けた(音質とかそんなことは気にせずやっすいイヤホンで)。良くないことだとは知らなかったんです(笑)。
初めてCDを買ったのは高校一年生の時です。BUMP OF CHICKENの「R.I.P.」かな。そのころにはガラケー独自の検索サイトとかは随分廃れてました。スマホが出現しましたからね(正確にいうなればiPhone)。
アーティストが作った音楽=買わなければいけない
という方程式は随分最近に学びました。
もちろん例外はありますが基本はこれですよね。でも最近はサブスクリプション、フリーミアムサービス(Apple MusicとかspotifyとかNetflix)やアーティスト自身が音楽をただで“売る”ことだってあります。
むしろ今のA&Rなんかもっぱらそれに頼ってるんじゃないでしょうか。アーティストとリスナーの関係はインターネットの普及により物凄く近くなって。
所属したレーベルに縛られず宅録し、デジタルリリース/パッケージにして販売。
こういったのんびりした環境が音楽業界に(芸術的な意味で)物凄くプラスになってる気がします。
だからこそレコード会社の売りたい音楽と聴衆が求めるものの相違を生み、その亀裂がより音楽の可能性が広げていくと思います。
パッケージが売れなくなるのは仕方がない。額があるわけでもなく音楽だって大して詳しくない。でもより新しい音楽を知ってほしい。自分がアダプターになれればと思い始めます。
(終始何書いてるのか自分でも分からないwやっぱり物書きの方はすごいです。)
2017.5.26